湯浅健二の「J」ワンポイント


2023年Jリーグの各ラウンドレビュー


 

第29節(2023年9月29日、金曜日)

 

徹底した強化守備を敷く、横浜FCのディフェンスなんだから、もっと、彼らの発想のウラを突くような「仕掛けの変化」が必要なんだよ・・(レッズvs横浜FC、1-1)

 

試合全体をとおして、いくつあったかな〜・・

横浜FCが創りだした、カウンターやセットプレーからの絶対チャンス・・

それに対して、ボールはキープしているモノの、うまく、スペースを攻略したゴール機会を創りだせないレッズ。

もちろん、横浜FCが敷く、人数をかけ、忠実&主体的に「仕事」を探しつづけるボール奪取プロセス(守備)が、とても立派なことは言うまでもないけれど・・

それにしても・・

レッズのスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)では、もっと、もっと、変化が必要だって、感じた。

ゲームを追いながら、どうしても・・

そんな、苛立ちにも似たネガティブマインドで、アタマが占拠されちゃうんだ。

もう、これまで、繰り返し、繰り返し、書いているように・・

そんな、「カウンター狙いの強化ディフェンスブロック」を崩していくための、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)では、やっぱり、変化こそが「KFS」なんだよ。

Key Factor for Success・・ね。

その変化だけれど・・

やっぱり志向すべきは、「ワンツー」を積み重ねるコトで演出する、美しい(!)ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションだよね。

でも、この日のレッズには、「それ」を望むのは、酷だと思った。

もちろん、何度かは、そんなコンビネーションで、横浜FCのディフェンスのウラを突いたシーンもあったけれど・・さ。

だからこそ・・

そう、もっと単純な仕掛けだって、発想できなきゃいけないんだよ。

爆発ミドル弾、アーリークロス(放り込み)、エイヤッ!!のタテパス等など・・。

そんな、相手ディフェンスのイメージの裏を突くような(レッズのイメージからすれば邪道な!?)仕掛けプロセスね。

ソレが、なかった。

また、それにトライしようとも、していなかった。

だから、横浜FCのディフェンスを、崩し切れず、彼らがイメージングする(待ち構えている!?)スペースへの仕掛け「ばかり」を繰り出すばかりの、レッズだったんだ。

今日は、ちょっとフラストレーションが溜まり過ぎたから、こんなところで筆を置きます。

悪しからず・・

では、また〜・・

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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、まだ、連載をつづけています。

一つは、選択したテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝、「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・と思っている次第。

もちろん、トピックスのトップページに「タイトル」をレイアウトしましたので、そちらからも入っていけます。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
 追伸:わたしは-"Football saves Japan"の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。





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