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2017_J2・・内容的には、数字以上の「差」があった・・(ヴェルディvsベルマーレ、 2-3)・・(2017年4月9日、日曜日)

ヴェルディ先制ゴール(前半16分)までのゲーム推移。

その内実を体感しながら、「へ〜〜・・たしかにヴェルディは良くなっている・・でもこの刺激(先制ゴール)が、どのような影響を与えるんだろうか・・」なんてコトを考えていた。

そして・・

その後、少し「受け気味」になったヴェルディに対し、先制ゴールから心理ダイナミズムを大幅にアップさせたベルマーレが、ヴェルディを圧倒していくことになるんだ。

ヴェルディの新任監督ロティーナさんは、立ち上がりや、後半の(選手交代後の!?)サッカーを、今シーズンでもっとも良い内容だったと語っていたけれど、先制ゴール後のサッカーについては、言葉を濁していたっけね。

まあ、「同点ゴールをブチ込まれた後は、メンタル的な弱さにつけ込まれて勝ち越しゴールまで奪われてしまった・・」なんていうコメントもあったけれど・・。

そこでベルマーレが完璧に手中に収めたゲームのイニシアチブだけれど、その絶対的ベースは、もちろん守備にあった。

前半16分の失点の直後からベルマーレがブチかましつづけた、組織的な「連動ディフェンス」には、本当に目を見張らされたモノだ。

誰一人として、様子見になったりボールウォッチャーに陥ってしまうことがない。そう、次の勝負アクションへの「脳内イメージング作業」が停滞する兆しは、まったく見えなかったんだよ。

ボールへのチェイス&チェックを絶対的なベースに、次、その次のボール奪取を狙ったり、相手ボールの動きが停滞した次の瞬間には、素早く協力プレッシングの輪を作り出しちゃう。

そんな、連動ディフェンスの「集散アクション」には、心から感嘆させられたものサ。

そして、ボールを奪い返せば、人とボールが軽快に動きつづける、ダイレクトパスを散りばめた、高質な組織コンビネーションをブチかましていくんだよ。

そう、ヴェルディ守備ブロックの背後スペースを攻略する(スペースで、ある程度フリーのボールホルダーを演出すること!)ために・・ネ。

もちろん、組織コンビネーションだけじゃなく、スペースを攻略したら、すぐさま、勇気りんりんの単独ドリブル勝負までもブチかます(ラストパスの可能性を残した勝負ドリブルだよ!!)。

そんな、組織プレーと個の勝負プレーの「高質なバランス」が、ホントに心地よかった。

とにかくこの試合は、サッカーの内容的に、まさに順当なベルマーレの勝利だったんだよ。

あっと・・。こんな注視ポイントもあるよね・・

例えば、勇気をもって、人数を掛けて攻め上がっていくベルマーレだけれど、仕掛けのプロセスで「変なカタチ」でボールを失ったとしよう。

もちろんヴェルディのカウンターチャンス。何人ものヴェルディ選手たちが、「ココゾ!」とばかりに攻め上がっていく。

そんな状況でベルマーレ選手たちが魅せつづけた、まさに「必死」の全力スプリントによる戻りアクション(真のハードワーク!!)もまた、秀逸だったんだよ。

それは、イビツァ・オシム当時のジェフにも(イメージ的に!?)通じるモノがあった。

そして私は、そんな「真のハードワーク」にも、感動するわけさ。

それにしても、チョウ・キジェ。

本当に素晴らしいプロコーチだと思う。

だから質問した。

・・チョウさんは、すでに6年間もベルマーレを率いている・・その間、良い選手を育てては、他のチームに引き抜かれるコトの繰り返しだった・・

・・それでも、サッカー内容が大きく落ち込むことがない・・それは、チョウさんが志向する組織サッカーのコンセプトが素晴らしいということなのだが・・

そこまで話して、急にハナシの展開が逸れてしまった。

・・本当に、チョウさんの選手たちは、例外なく、素晴らしい攻守ハードワーカーとして成長する・・

・・もしかしたら、アウグスブルクでプレーする「あの日本代表選手」がチョウさんのところに来たら、本物のブレイクスルーを果たし、世界の誰もが認める「実効スーパープレイヤー」として名を残せるまでに成長できるんじゃないだろうか・・

いや、実は、宇佐美貴史のコトについて聞きたかったわけじゃなかったんだ。

そうではなく、実は、こんな内容を聞きたかったんだよ。

・・以前は、チョウさんが育てた優秀なプレイヤーを引き抜かれたら、その穴を埋めるのに、ある程度は苦労したように思う・・

・・でも、日本サッカーのレベルが底上げしている今では、新しい選手たちが、より短時間で、チョウ・キジェのダイナミックサッカーにフィットできるようになっていると思うのだが・・

実は、そんな内容を質問したかったんだよ。でも、ハナシが逸れちゃった。チョウさんの(体感的な!)意見を聞きそびれたのは残念だったけれど、まあ、また別の機会をみて・・。

とにかく、「口数の多さと、ハナシがあらぬ方向へ展開していってしまう・・」という自分の悪癖を再認識して、チト落ち込んだモノだった。

でも、まあ、このゲームで先発した、ベルマーレの三人の十代プレイヤーたちが、まったく臆することなく、持てる実力を存分に発揮しつづけた事実を観ながら、「私の仮説には、十分な論拠がある・・」なんて、悦に入っていた次第。

もちろん、ここでは、チョウ・キジェの戦術&心理マネージャーとしてのウデと、若手選手たちの、パーソナリティーも含めた「実力」という前提ファクターは、無視するよ。

へへっ・・

前回コラムもご参照あれ)


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ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

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あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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