トピックス
- 2019_J2_第41節・・そう、このタテへの仕掛け(勇気あふれる闘う意志&リスクチャレンジ!)こそが、次のステージへ向かう扉を開くカギなんだよ!!・・(ヴェルディvs徳島ヴォルティス、1-2)・・(2019年11月16日、土曜日)
- 「そうなんです・・このサッカー(そのコンセプト!)だったら、確実に、勝てる可能性が高揚していくと確信しているんです・・」
わたしの質問に応えて、ヴェルディ永井秀樹監督が、例によって真摯に、そんなニュアンスの内容をコメントしてくれた。
私の質問は・・
・・前節のサッカーとは全くちがい、この試合では、勇気あふれる、チャレンジャブルな内容で、しっかりと前へ仕掛けていけていた・・
・・わたしも、永井さんのハーフタイムコメントに(よいゲームが出来ている・・後半も継続しよう!)、とてもアグリーでした・・
・・でもね・・
・・たしかにゲームを通じて優れたサッカーができていたとは思うけれど、それでも、まだ一味足りないって感じるんですよ・・
・・ところで、前半43分に、ヴォルティスにブチ込まれたゴール(失点)の後の数分間・・
・・怒りもあったんだろうけれど、そこでブチかました攻撃サッカーには、本物の勢いがあった・・
・・私は、梶川諒太のスーパーミドル弾も含めて、それこそが本物だったって感じていました・・
・・たしかに、全体的には、サッカー内容は、とても良くなっているけれど、まだ一味足りない・・
・・そのポイントについて、コメントをいただけますか?・・
それに対して、永井秀樹監督は、冒頭のコメント以外にも・・
・・選手たちに、自分のサッカー観(コンセプト)を伝えていくわけですが・・
・・そのなかで強調しているのは、理想的なサッカーをやっても、勝利からソッポを向かれるような、ある意味で理不尽な結果だって日常茶飯事ということ・・
・・それがサッカーだけれど、それでも、まずサッカーの内容を突き詰めていくことこそが大事だと、選手たちに言いきかせているんです・・
・・このサッカー内容を進化させていけば、必ず、結果がついてくる・・
・・そうです・・
・・勝てる可能性を、着実にアップさせていくためにも・・
・・このサッカーが、その確固たるバックボーンになるって確信しているんです・・
・・もちろん、現状では、湯浅さんが言われた「一味足りない」どころのハナシじゃないことも、十分に理解しているつもりです・・
いいね〜〜、永井秀樹。
ところで、徳島ヴォルティスを率いる、これまた優秀なプロコーチ、リカルド・ロドリゲス。
彼が、会見で、こんなコトを言ったんだよ。
・・ヴェルディに、ボールのイニシアチブを握られることは、ある程度は想定していた・・
・・でも徐々に、彼らのボールの動きに慣れていき、こちらも、しっかりと押し返せるまでに(ゲームのなかで!)成長していったと思う・・
・・たしかに、我々も「前からプレス守備」で対抗していくというアイデアもあった・・
・・でも、そんなガチンコ勝負を仕掛けいくのは、勝ちたい我々だから得策ではないと、注意深く立ち上がったんだ(J1昇格プレーオフに入れるかが、まだ微妙!)・・
・・また、そのプランの背景には、こんな分析もあったんだ・・
・・それは・・
・・たしかに、ポゼッションという視点では、相手を上回ることが多いヴェルディだけれど、いまの彼らの仕掛けの危険度は、そんなに高くないってネ・・
・・だから、ゲームを、注意深く立ち上がっていくコトにしたんだ・・
フムフム・・
この、リカルド・ロドリゲス監督の考え方の背景には、たぶん、前節の、ジェフ対ヴェルディ戦のゲーム分析があったんだろうね。
たしかに、そこでのヴェルディは、良くなかった。
でもサ・・
そう、この試合でのヴェルディは、とてもポジティブに「イメチェン」したんだよ。
そうそう、そのイメチェンについて、会見の後、リカルド・ロドリゲスと、英語で話し合ったっけ。
リカルドが、言う。
・・たしかに、この試合でのヴェルディの仕掛けは、前節よりも危険だった・・
・・だから選手たちには、とにかく、自分たちのカタチ(攻守のやり方)を崩さず、ガマンするように言ったんだ・・
フムフム〜・・
たしかに徳島ヴォルティスは、そんな落ち着いた「ブロック守備」から、機を見計らい、チーム全体が押し上げる攻撃的サッカーの時間帯も創りだしたよね。
そんな、攻撃的に押し上げる状況で魅せるサッカーは、まさに「高質」そのものだった。
軽快な人とボールの動きをベースに、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションをブチかましていくんだよ。
そして彼らは、イニシアチブを握りながら、先制ゴール、追加ゴールと、得点を重ねていったんだ。
この、リカルド・ロドリゲスというスペイン人プロコーチは、とても優れた「ウデ」の持ち主だと思う。
徳島ヴォルティスのサッカーを観ているだけで、その優れたコンテンツ(チーム戦術的イメージ)の本質が浮かび上がってくるじゃありませんか。
ヴェルディ永井秀樹監督も、「リカルド・ロドリゲス監督は、好きなプロコーチだ・・」って言っていたよね。
私は、これまで、そんなに気に掛けていなかったけれど、これからは(今シーズンの、J1昇格プレーオフも含めて!?)しっかりと彼のサッカーにも注目していくことにしますよ。
もちろん、これからの(来シーズンの!?)永井秀樹ヴェルディの動向も・・ネ。
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- ところで・・
チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。
以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。
彼女については、このページやあのページを参照してください。
私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。
その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。
藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。
「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。
ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。
また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。
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- あっと・・
- 私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」。
- ちょっと、プロモートさせてくださいね。
- この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」。
- とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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