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2019_日本代表・・選手交代によって、森保ジャパンのサッカーが、まったくの別物へとポジティブに変容した・・(日本vsボリビア、1-0)・・(2019年3月26日、火曜日)
				
   
   
   
   
			 
			
コラムの骨子だけれど・・
    
それは、もう、皆さんが想像されているとおりですよ。
    
そう、MND、柴崎岳、そして大迫勇也の代替は(今のところは)見当たらない・・
    
もちろん、今回の先発メンバーだって、攻守ハードワークとリスクチャレンジへの意識と意志を、高みに充実させてゲームに臨んでいたら・・
    
それは、それで、キャパシティーの高い先発メンバーだから、うまく、「組織と個」がコラボレートしたかもしれない・・とは思うけれど・・。
    
とにかく、選手交代を境に、森保ジャパンのサッカー内容が、大きく(ポジティブに!)化けたことは、とても明白だったよね。
    
要は・・
    
テレビ解説の鈴木隆行と楢崎正剛が、異口同音に語っていたように、選手交代までの日本代表の攻めには、足許パスばかりで「動き」がなさ過ぎた・・っちゅうことなんだよ。
    
動き・・
    
言うまでもなく、攻守ハードワークとリスクチャレンジ(闘う意志)に裏打ちされ、スペースの攻略をイメージした、積極果敢な人とボールの動きのことだよ。
    
まあ・・ね・・
    
日本代表でのプレー時間が少ない先発メンバーだから、ライバル(若手メインストリーム選手!?)との競争も意識し、極力ミスを避けたいという意識が強すぎたのかもしれないね。
    
そう、そんな「後ろ向きの心理」でプレーしたら、リスクチャレンジへの勢いが半減してしまうのも道理っちゅうことだね。
    
そして、足許パス(安全パス)のオンパレードということに終始してしまったわけだ。
    
もちろん乾貴士は、少しは、個の勝負にチャレンジしていたけれど・・
    
そんな先発メンバーに対して・・
    
MNDと柴崎岳が入ってからの森保ジャパンは・・
    
    ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションを絶対ベースに、そこに、積極的な個の勝負をブチかましていく等など、一気に、攻撃のダイナミズムが一回りも、二回りもアップした。
    
もちろん・・
    
その攻撃ダイナミズムのアップにしても、彼らがブチかます(高質イメージの!)連動ディフェンスが(プレッシングを前面に押し出すボール奪取プロセスが!)、抜群の機能性を発揮していたからに他ならない。
    
サッカーの絶対ベースは、守備(有機的に連動するボール奪取プロセス)にあり。
    
あっと・・
    
大きく、攻撃の危険度が増した、選手交代後の森保ジャパン(特に個の勝負プレー)・・
    
例えば中島翔哉。
    
トラップを狙った相手アタックを、しっかりとかわして(相手を押さえて!?)ボールをコントロールし、そのまま、ドリブルで抜け出していく。
    
もちろんボリビアの強者どもが、そんな中島翔哉のドリブルを、無為に「行かせる」はずがない。
    
ヤツらは、これ以上ないほどの意志とダイナミズムで、ものすごい迫力の守備プレッシャーをブチかますんだ。
    
そんな厳しいデュエル状況で中島翔哉は、決して、無理にドリブルで抜け出そうとはしない。
    
そうではなく、スッと、例えば南野拓実と、シンプルなワンツーを交わし、その追いかけてきたボリビアの強者も置いてけぼりにしちゃったりするんだよ。
    
そんな、「組織と個のハイレベルなバランスプレー」だけれど・・
    
それもまた、攻守にわたる全力スプリントを絶対ベースにした、攻守ハードワーク(=仕事)を全力で「探しつづけ」られる強烈な意志の賜物(たまもの)っちゅうわけさ。
    
まあ、このテーマについては、コロンビア戦について、2日つづけてアップした「当日コラム」と「後日コラム」もご参照あれ。
    
ということで、締めのテーマだけれど・・
    
それは、世界サッカーへ挑戦していく森保ジャパンの、真のミッション。
    
誰もが分かっているとおり、森保ジャパンにとって、「世界の頂点を目指す・・」というのは、まだまだ高望みに過ぎるよね。
    
それでも、リトリートして守備ブロックを固め、ワンチャンスのカウンターを狙う(勝つことだけが目的)・・というのでは、日本におけるサッカーの価値を貶(おとし)めることにつながってしまう。
    
だからこそ・・
    
誰もが高く評価し敬意を表する「リスクチャレンジサッカー」を絶対ベースに・・
    
そこに内包されるダイナミズム(闘う意志)を極限までアップさせることで、リスクヘッジ(リスクマネージメント)の内実を、最高レベルで機能させるんだよ。
    
そう、質実剛健サッカー。
    
質は、美しさ。
    
実は、チャンスを着実にモノにしていく勝負強さ(勝者メンタリティー)。
    
もちろん、相手によって、その「質と実のコノテーション(言外に含蓄される意味)」は、大きく変容するけれど・・ね。
    
だからこそ・・
    
どんなに強い相手と対峙しても、持てる最高のチカラを120%発揮できるだけの、強烈な闘う意志(心理的な粘り強さ!?)を高みで安定させなきゃいけないんだ。
    
そう、不確実な要素が満載のサッカーは、究極の「意志のボールゲーム」だから・・。
    
ということで、この試合については、こんなところですかね。
  
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最後に「告知」です。
    
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
    
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
     
  - そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
    
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
    
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
    
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
     
  - まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
 
   
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				 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
			
			
			
			
			
			
			
			
				 追伸:わたしは
”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
			
			
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				 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
			
				 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
			
				 
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
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