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- 2020_ACL_決勝トーナメント1回戦・・ヴィッセルは、攻守にわたって、とってもステディーな(安定した)闘いを展開した・・ゲーム内容からしても、順当な勝利だった・・(ヴィッセルvs上海上港、2-0)・・(2020年12月7日、月曜日)
- よ〜〜しっ!!
タイムアップの笛を聞いたときのガッツポーズだぜ。
ところで・・
このゲームを観ながら、こんなコトも考えていたっけ。
・・ということは、FC東京に競り勝った北京は、中国国内でも、とても強いチームだったってことなんだな・・
・・コラムじゃ、皮肉を込めて、「分業サッカー」ってな表現をしたけれど、とにかく、中国&韓国の代表選手を並べた守備ブロックが、ハンパなく強い・・
・・そして、その守備ブロックに支えられ・・
・・4人の、フットボールネーションのスター外国人選手たちを中心に仕掛けていく・・
・・それは、それで、とても鋭く、危険だったよな〜〜・・
・・なんてネ・・
そうなんだよ・・
もちろん上海上港のオスカルは、世界を代表する危険プレイヤーだけれど、その他の外国人が、そのレベルに付いてこられない。
また、中国人選手にしても、オスカルの「仕掛けイメージ」を、うまくシェアできていない。
要は、オスカルの仕掛けイメージに付いてこられる選手たちが、いないということなんだ。
そんなだから、上海上港では、スペース攻略という視点で、組織プレーを機能させられず、結局は、ゴリ押しの個の勝負ばかりが目立ってしまう。
まあ、そんなチグハグな仕掛けプロセスだから、完璧に孤立したオスカルのモティベーションがアップしてこないのも道理っちゅうコトだね。
対するヴィッセル・・
守備ブロックでは・・
酒井高徳、トーマス・フェルマーレン、山口螢、またレノファ山口から移籍加入し、素晴らしいディフェンスを魅せた菊池流帆といった中心選手たちによって、とても堅牢だよね。
まあ、前述したように、「組織と個」がバラバラな上海上港だから、まあ与し易かったということなんだろうね。
ということで、上海のゴール機会は、まさに、数えるほどしかなかった。
そしてヴィッセルの攻撃・・
彼らの場合は、「ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーション」ってな、人数をかけた仕掛けの流れは、そんなに多くはないよね。
それよりも・・
そう、彼らの攻撃プロセスでは、何といっても、イニエスタが描く「仕掛けイメージ」が中心になるんだ。
もちろん相手もよく分かっているから、そんなイニエスタの才能が、ある意味で「諸刃の剣」ってなネガティブ要素になってしまう危険性はあるよね。
でも、そこは「あの」イニエスタ。
たしかに、ボールの動きが緩慢になったら、イニエスタのところに集中されて潰されてしまうってなシーンもあるよね。
でも・・
そう、彼がボールに触ったら、その多くが、スペース攻略につながっちゃうのも確かな事実なんだ。
ということで・・
たしかにヴィッセルの仕掛けプロセスでは、人数をかけた、流れるようなコンビネーションは希だけれど、イニエスタが中心になった仕掛けプロセスは、たしかに、危険この上ない。
そう、彼からの必殺スルーパスをスペースで受けでブチかます、(古橋亨梧やドウグラスを筆頭にする)個のドリブル勝負が、とても効果的なんだ。
また、この試合では、攻撃的ハーフを務めた西大伍が、人とボールの動きを、うまく「加速」させていたしね。
とにかく・・
いろいろと課題は見えていたけれど、それでも、しっかりとチャンスをゴールに結びつけて勝ち切ったヴィッセルには、拍手しかありません。
監督の三浦淳宏にも、賞賛の拍手をおくります。
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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