トピックス
- 2020_ACL_・・
トップチーム候補選手を先発メンバーに立ち上がった両チーム・・内容でも立派なサッカーを展開した・・この惜敗には、次につながるコノテーション(言外に
含蓄される意味)が内包されている・・(ヴィッセルvs広州恒大、0-2)(マリノスvs上海上港、1-2)・・(2020年11月28日、土曜日)
- あららっ・・
ヴィッセル、マリノス、両チームともに惜敗を喫してしまった。
とにかく(深夜だから!?)・・
簡単に両ゲームのインプレッションをまとめちゃいます。
まず、ヴィッセルvs広州恒大・・
このゲームは、前後半で、かなり違った内容になってしまった。
もちろん、主力組が交替出場してからと、「それまで」という視点だよね。
でも・・
そう、全員が、「トップチーム候補プレイヤー」で立ち上がった前半でも、十分に対抗できていたという事実は、しっかりと認識しておかなきゃいけない。
たしかに、セットプレー(PKとフリーキック)から2失点してしまったけれど、全体的なサッカー内容では、まったく、劣っていたわけじゃなかった。
まあ、とはいっても・・
そう、山口螢、藤本憲明、古橋亨梧、ドウグラス、そして何といってもイニエスタという強者どもがグラウンドに登場してからは、サッカー内容がアップしたのも事実だった。
特に、イニエスタ・・
彼については、以前「こんなコラム」をアップしたから、そちらも参照して欲しいのですが・・
とにかく、彼が中心になった「ボールの動き」が秀逸だったんだよ。
・・スパッという鋭い擬音が聞こえてきそうな見事なトラップ・・
・・そして、素早いタイミングで、これまた「スパッ」ってな鋭いスルーパスを通しちゃう・・
・・また、彼が中心になったワンツーの組み合わせから、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションが、美しく流れていく・・
そんな、こんなで、後半のヴィッセルは、相手を、より完璧に(!)凌駕していたんだ。
でも、結局ゴールを奪うコトはできなかった。
まあ、この敗戦を受けて・・
「水原三星」とのグループリーグ最終戦に、より高い(!?)緊張感をもって臨める・・ってなポジティブポイントは、あるんだろうね。
とにかく・・
チームだけじゃなく、選手個人にとっても、この大会を、さまざまな意味を内包する「本物のブレイクスルー」のキッカケにしなきゃいけないわけだから・・
さて、マリノス・・
ヴィッセルと同様に、トップチーム候補プレイヤーで先発メンバーを組んだ。
あっ、スミマセン・・
アンジェ・ポステコグルーは、選手全員のステータスを、完璧にイーブンと捉えているんだっけね。
そう、だからこそ、マリノスの場合は、誰が出てきても、まったく同じサッカーコンセプトを、グラウンド上に投影できるんだった。
実際・・
リーグ戦でも、「誰が出てきても・・」ってなポジティブ印象が強いよね。
そして、この試合でも・・
まあ、上海上港が、主力を温存したコトもあったんだろうけれど、内容では、完璧にマリノスがイニシアチブを握りつづけたんだ。
スゴイね〜、アンジェ・マリノスは・・
そんなふうに、舌を巻いていたっけ。
でも・・
そう、そんな強者マリノスが、相手の「一発勝負」に、やられてしまうんだよ。
クロスからの一発ヘディング・・
そして、次元を超えたスピードとパワーの「ワンツー」でブッちぎられてのキャノンシュート・・
もちろんマリノスも、(進化している!!)オナイウ阿道の「追い掛けゴール」だけじゃなく、何度も、決定的スペースを攻略したゴール機会を創りだした。
でも・・
まあ、仕方ない。
とにかく私は・・
ACLにおいて、サッカー内容的にも、日本を代表する(代表すべき!)マリノスには、是非、「アジア」の頂点に立ってもらいたい・・ってな願望をもっているんだ。
そして来シーズン、今度はフロンターレが、「日本サッカー」をアピールする。
FC東京(長谷川健太)とヴィッセル(三浦淳宏)には、チト申し訳ない感覚は残るけれど、「それ」が、わたしの本音なのです。
へへっ・・
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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