トピックス
- 2020_AFC_U23・・なんか、韓国の実力が、1か国だけ飛び抜けているような・・(韓国vsオーストラリア、2-0)・・(2020年1月22日、水曜日)
- こちらも、ウズベキスタン対サウジアラビアと「同じような展開」になるのだろうか・・
完璧にゲームを支配し「ゴール機会」も創りだしつづける韓国が、ゴールを挙げられず、逆に、オーストラリアがブチかます一発カウンターに沈められてしまう・・
ハーフタイムを迎えたとき、そんなゲーム展開への不安が、よぎったものさ。
でも、実際には・・
よかった・・
これで、三位決定戦(ウズベキスタン対オーストラリア)も、決勝(韓国vsサウジアラビア)も、とても興味深いぶつかり合いになったじゃありませんか。
その韓国・・
攻守にわたる優れた組織サッカーをベースに「前からプレス守備」をブチかましつづける。
要は・・
そう、攻守にわたって、常に「数的に優位なカタチ」を創りだしつづける積極サッカー・・
そんな韓国が、ゲームのイニシアチブを完璧に掌握するのも道理。
もちろんオーストラリアは、サウジアラビアのように「個の勝負に偏っている」わけじゃない。
彼らもまた、積極的なボール奪取プロセスを基盤に、次の攻撃では、人とボールをしっかりと動かす組織サッカーを標榜しているんだよ。
でも、韓国は、たしかに同じような「基本ベクトルの組織サッカー」ではあるけれど、全体的な攻守ダイナミズムのレベルが違う。
また、フィジカルでもテクニックでも、戦術イメージング内容でも、オーストラリアに対して一日以上の長があるんだ。
そして、もう一つのサッカー要素、心理・精神的な部分でも・・
韓国は、攻守の目的を、自分たち主体で達成しようとする「闘う意志のレベル」でも、明らかにオーストラリアを凌駕していた。
そんな韓国だから、ゲームの流れを掌握するなかで、繰り返し、ゴール機会「も」創りだしてしまうのは理の当然だった。
それも、個のドリブル勝負でも、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションでも・・
とにかく、韓国は、そんな「組織と個のバランス」が、ものすごく高いレベルにあるんだ。
もう何度も書いているように、今回の韓国オリンピック代表は、明確に、大会のなかで、ダントツに最高チームなんだよ。
たぶん、相手がウズベキスタンだったとしても、(予選グループでの試合のように!?)韓国に凌駕されちゃうんだろうね。
だからこそ・・
オリンピック予選という「外的モティベーション」がゼロという現実は変えられないにしても・・
そう、森保一ジャパンには、「自分のなかの弱さ」との闘いを制し、内的(自己完結的な!?)なモティベーションを最高レベルまで引き上げ、ベストフォーまでは進出して欲しかったのさ。
そして、この「強い韓国」とギリギリの勝負を繰り広げる。
まあ、今回は、叶わぬ夢ってなコトになってしまったけれど・・ね。
ところで、オーソドックスな組織サッカーを標榜するオーストラリア・・
パスが、うまくつながらないよね〜・・
それも、これも、やっぱり、チーム内での「人とボールの動きのイメージ」に、統一感が欠けているからなんだろうね。
効果的なイメージトレーニングの欠如・・!?
まあ、そういうコトかもしれないけれど・・
とにかく、ボールホルダーとイメージが連動しなければならないタイミングで、ボールがないところでのスペースへの動き(決定的フリーランニング)が出てこない。
また、フリーランニングが出てきたとしても、その決定的スペースへのパスが出てこなかったり、肝心のタイミングで、ミスパスになってしまったりする。
そんな「チグハグ傾向」は、韓国にリードを奪われてからも、大きく改善することはなかった。
まあ、両チームの、明確な「実力の差」っていうことなんだろうね。
ということで、わたしは、3位決定戦ではウズベキスタンを、決勝では韓国を応援しますよ。
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- ところで・・
チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。
以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。
彼女については、このページやあのページを参照してください。
私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。
その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。
藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。
「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。
ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。
また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。
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- あっと・・
- 私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」。
- ちょっと、プロモートさせてくださいね。
- この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」。
- とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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