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2020_AFC_U23・・雑感の1・・残念なイラン、韓国の強さ、そして森保一ジャパンの、攻守にわたる「仕掛け姿勢」・・(2020年1月16日、木曜日)

早朝、ゴソゴソと起きだし、「FOXスポーツの再放送」を観はじめた。

まず、イランvs中国。

昨夜は、そのゲームと同時にプレーされていた「韓国vsウズベキスタン」を観ていたから、「イランvs中国」は、いまがはじめてということになる。

そして思った。

・・ウズベキスタンが予選グループを二位で通過したけれど、やっぱり、実力的には、イランの方が明らかに上だったよな〜・・

・・残念・・

・・ってね。

とにかく、実力的には、すべての参加カントリーのなかで、韓国が、図抜けている。

その強さの源泉のコアは、いつも書いているように、「闘う意志」にあり。

もちろん、フィジカルでも、テクニックでも、戦術的にも、彼らは高いレベルにあるけれど、やっぱり、彼らの「闘う意志」は秀逸なんだ。

その、アグレッシブなボール奪取プロセスと、次の攻撃での、フッ切れた仕掛け。

特に、ボール絡みの積極的な仕掛けと、ボールがないところでのサポートの動きが素晴らしい。

そんなダイナミズム(意志)が、最後の最後まで、大きく減退することはなかった。

もろちん、全体的な「迫力」は、徐々に落ち着いてはいったけれど・・ね。

要は、ボール奪取プロセスでの前からプレス守備と、(それに連動するように素早くスタートする!)次の攻撃での、タテへ仕掛けていく「姿勢」が、90分を通じて、衰えなかった(ダウンのレベルが小さい!)・・ということかな。

そんな韓国のサッカーのことが(意識と意志の内実に対するレスペクトが!)アタマにこびり付いていたからかもしれない。

とにかく、自分でも驚くほど、森保一ジャパンの、タテへ仕掛けていく「姿勢」に、フラストレーションが溜まりつづけたんだ。

昨日コラムでも書いたけれど、それには、全体的なサッカーの質(ゲームコントロールという視点)で、相手を寄せつけないコンテンツを魅せつづけていたわけだからね。

もちろん、ゲームコントロールの内実は、彼らのボール奪取プロセスにありだよ。

それが優れているからこそ、次のボールポゼッションの「質」も、おのずからアップするってなものさ。

でも、ボールを保持している「だけ」じゃ、サッカーの本物コンテンツの進化&深化は立ちゆかない。

そんな森保一ジャパンに対して韓国は、次に、より攻撃的に仕掛けていくために、ボール奪取プロセスを、アグレッシブに機能させつづけていたんだよ。

ボールを保持するのは、目的じゃないんだ。

そう、スペースを攻略していくためだし、シュートを打つためなんだよ。

フ〜〜ッ・・

とはいっても・・

そう、ここから、自戒を込めて、森保一ジャパンへの「批評」を、冷静に総括しようと思ったのさ。

・・蒸し暑い気候・・

・・日本の実力を知っている相手は、最初からブロック守備を敷く・・

・・それも、ボールがないところでのサポートの動きを封じるというイメージが強い・・

・・また、個のドリブル勝負でも、フィジカルに強い相手を抜き去るのは容易ではない・・

・・そして日本の若武者たちは、そんな失敗やミスのイメージが強化され、個の仕掛けに、より慎重になる・・

・・また、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションにしても・・

・・ボールがないところでの3人目、4人目の動きが、前述したように抑えられ気味になっていることで、より慎重になっていく・・

・・だから、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションでのスペース攻略に四苦八苦する・・

・・等など。

たしかに、攻撃的に仕掛けていくには、難しいファクターが多かった。

だから、より落ち着いたカタチで「スイッチを入れよう・・」という慎重マインドが、チーム全体を支配していた!?

ここまで、自分自身の「自戒バックボーン」を列挙したつもりなんだけれど・・

とはいっても・・それでも・・

そう、やっぱり・・

・・個のドリブル勝負で、上手くいかずに縮こまってしまったり・・

・・マークが厳しく、タテパスが出てこないことで、「パスを要求し、引き出すような爆発フリーランニング」が影を潜め気味になったり・・

・・イメージが連動するような「スイッチ」が、どんどん入り難くなっていったり・・

・・等などの、ネガティブなマインドが(闘う意志の減退が)、どんどんとチーム内の雰囲気をダウンさせていったと感じていたんだよ。

実力的には、アジアで誇れる森保一ジャパン。

でも、そんな「心理的な悪魔のワナ」から抜け出せずにいた。

だから、観ているコチラも、フラストレーションが・・

もちろん・・

「そんな展開」でも、何度かは、「強引なスイッチ」が入るシーンはあったよね。

そこじゃ、後追いではあったけれど、ボールがないところでの3人目、4人目のフリーランニングも観られた。

だから、(外的なモティベーションがないコトも含めて!)こんな厳しい状況であるにもかかわらず、「内的なモティベーションで勝負をかける」というイメージでは、あんな「鈍重な仕掛けのリズム」でも、結果を残せたかもしれない。

でも・・

そう、こちらは、韓国のような「爆発サッカー」を期待しているわけだから・・

まあ・・

昨日の最終マッチ(カタール戦)では、少しはフッ切れた「攻守ハードワークとリスクチャレンジ」が出てきていたのは救いだったかもしれない。

でも・・

そう、あの「VAR介入」がなければ、より気持ちを穏やかに帰国できたかもしれないよな〜・・

ということで、昨日のゲームを、FOXで見返しながら思ったコトをまとめました。

フ〜〜ッ・・


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ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

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あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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