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2021_U24
オリンピック日本代表(トレーニングマッチ)・・後半の「難しいゲーム展開」を、強い意識と意志ベースに、スマートに(ある意味で狡猾に!?)乗り切った
からこそ、このゲームが、本大会へ向けた「貴重な学習機会」と呼べるまでに昇華した・・(日本vsホンジュラス、3-1)・・(2021年7月12日、月
曜日)
				
   
   
   
   
			 
			
(試合後インタビューで森保一も述べていたように!?)本大会へ向けて、とても貴重な「学習機会」になったと思う。
    
実は・・
    
ハーフタイムに、こんな感じの(下記の)前半コラムを書きはじめていたんだ。
    
それは・・
    
__________
    
スゲ〜ね、ホントに、森保一ジャパン。
    
ゲーゲンプレスも含めた、爆発的な前からプレス守備(ボール奪取プロセス)。
    
解説の福田正博も指摘していたけれど、相手のホンジュラスは、そんな森保一ジャパンのダイナミックな動きを「後追い」するばかりだった。
    
素晴らしい、攻守にわたる「意識と意志とイメージング」の炸裂。
    
だからこそ、次の攻撃での、人とボールの動き「も」、際限なく「加速」させられる。
    
そう、攻撃は、ボール奪取プロセス(守備でのイメージング)と直接的にリンクする「連続したプレーの流れ」っちゅうわけだ。
    
そして・・
    
そう、そんな、ワンツーを積み重ねる、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションによる効果的な「スペース攻略」が機能しているからこそ・・
    
久保建英、堂安律、三好康児、ビースト林大地といった「個の才能」連中も、組織プレーの流れに乗りながら、タイミングを見計らって個人勝負プレーも光り輝かせるっちゅうわけだ。
    
あっと・・その前に・・
    
テレビ中継のカメラワーク(ズーミングワーク)についても書こうと思っていたんだ。
    
このゲームを担当したTBS中継は、ホントに素晴らしかった。
    
これだったら、スタジアム観戦と変わらない「体感」を積み重ねられる。
    
昨日の「J2マッチ」でのダゾン中継には、この試合のテレビ中継コノテーション(言外に含蓄される意味)を、しっかりと参考にして欲しいと、心から願っている筆者なのだ。
    
へへっ・・
    
_________
    
・・なんてコトを、ハーフタイムに書いていた次第。
    
でも、後半・・
    
そう、メンバーを変え、ボール奪取プロセス(前からプレス)の勢いを増幅させたホンジュラスが、本来のチカラを発揮しはじめたんだ。
    
逆に、森保一ジャパンの「攻守ハードワークとリスクチャレンジの勢い」は、徐々に減退していく。
    
難しいネ・・
    
上記の二つの(両チームの!)サッカー現象は、互いに、ものすごく深い「相関関係」にあるわけだから・・さ。
    
まあ、でも・・
    
後半立ち上がりの「ゲーム展開の変容」は、たぶん、ホンジュラスの「主体的な意志のプレー」に拠るトコロが大きかったって考えましょうね。
    
そして、そのホンジュラスの攻守ダイナミズムが、森保一ジャパンの「意識と意志エネルギー」を、抑え込んでいった!?
    
とはいっても・・
    
そう、ここから、冒頭の「貴重な学習機会」というディスカッションに入っていくんだよ。
    
森保一ジャパンは、そんなネガティブなゲーム変容に、最初の頃は、少しだけ、心理的に「疑心暗鬼」に陥りかけていたかもしれないね。
    
でも、そんなネガティブな「心理の流れ」を断ち切ったのが、オーバーエイジの三人を中心にした、自信と確信にあふれた「主体性プレー」だったと確信している筆者なんだ。
    
要は・・
    
そんな、「ネガティブな心理のワナ」の「体感」を積んでいるオーバーエイジ連中による、チームを落ち着かせるような「光るプレー」が随所に観られたっちゅうことなんだよ。
    
そして森保一ジャパンは、「心理的な悪魔のサイクル」のワナに塡(は)まることなく、余裕をもって(!)平常の「動的均衡ステータス」へと、ゲーム内容をアップさせられたんだ。
    
わたしは、そんな森保一ジャパンを観ながら・・
    
・・このチームは、ホントに、金メダルを掴み取るかもしれない・・いや、掴み取って欲しい・・
    
そんなコトを考えていた。
  
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最後に「告知」です。
    
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
    
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
     
  - そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
    
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
    
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
    
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
     
  - まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
 
   
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				 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
			
			
			
			
			
			
			
			
				 追伸:わたしは
”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
			
			
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				 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
			
				 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
			
				 
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
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