トピックス
- 2022_J2_第40節・・城福浩ヴェルディは、本格的な「進化ベクトル」に乗りはじめた・・今後の彼らに対する期待がふくらむじゃないか・・(岩手vsヴェルディ、0-2)・・(2022年10月8日、土曜日)
- さすがに、名将、城福浩。
このところの「良いサッカーの流れ」を、着実に、増幅させている。
その絶対ベースは、言わずもがなの、攻守ハードワークとリスクチャレンジ姿勢。
要は、ハイレベルな「意識と意志とイメージング」を絶対基盤にする、主体性プレー。
特に、ボール奪取プロセス(守備)が素晴らしい。
誰もサボッたりせず、ひたすら、ボールと、相手と、スペースの「次」をイメージしながら、全力で、守備のハードワークを、探しまくる。
数週間前の「寸詰まりサッカー」は、なんだったのか・・
産みの苦しみ!?
このところの、美しい質実剛健サッカーを観ていると、まさに、「そうだったんだろうな〜・・」なんて思わさせられる。
とにかく、攻守にわたる、素晴らしい主体性プレーの積み重ねだ。
そして・・
ボール奪取プロセス(守備)が、ダイナミックに安定しているからこそ、次のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)での、人とボールの動きも加速する。
出して走る、出して動く・・
なんか、フロンターレ鬼木達のキャッチフレーズだけれど、その「動き」が素晴らしいんだ。
だからこそ、何度も、美しいダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションから、相手守備のスペースを突いていけちゃう。
だからこそ、そこからの個の勝負も、光り輝かせる。
でも、さ・・
個の能力に長けた、バスケス・バイロンについては、チト落胆の方が大きい。
彼の能力からすれば、もっともっと、勝負しなきゃダメだよ。
でも実際は、切り返してバックバスばかり・・
なかへ切れ込んでいったり、タテへブチ抜いたりするチャンスがあるのに・・
彼には、もっと、もっと、勇気あるドリブル勝負を観たい。
たぶん・・
失敗するのが、怖いんだろうね。
城福浩には、「この才能にこそ、勇気を与えなければ・・」って期待したい。
スミマセンね、城福さん。
でも、アンタも感じているとおり、いまのバスケス・バイロンは、「ブレイクスルー」の直前なんだよ。
だからこそ、もっと、もっと、失敗を恐れず、積極的に、個の勝負をブチかましていかなきゃ。
わたしは、経験上、よく知っている。
才能プレイヤーが、「逃げ」を重ねることで、自滅していったヒストリーを・・
残念至極・・
だからこそ彼には、勇気をもって・・、そう勇気だよ、勇気!!
それを振り絞って、勝負ドリブルを仕掛けていかなきゃダメだ。
たぶん今の彼は、自信なく、不安だから・・
次の「勝負プレー」に、フッ切れた姿勢で臨んでいけない。
だから、相手も、次の彼の勝負が、簡単に「読めて」しまう。
何度、バスケス・バイロンのタテへの勝負が、簡単に抑え込まれちゃったことか。
自信なさげにプレーするから、相手に、「次」を読まれちゃうんだよ。
もっと自信をもって、相手を「呑み込む」ことが肝要なんだ。
止まった状態からじゃなく・・
そう、もっと、相手に向かって、ドリブルを「突っ掛けて」いかなきゃ。
その勢いが、相手を「呑み込む」んだ。
ちょっと彼に、集中し過ぎ!?
うん、でも、それだけ期待しているっちゅうコトなんだよ。
とにかく・・
城福浩ヴェルディは、来シーズンへ向けて、やっと、本格的な「進化ベクトル」に乗りはじめたと感じ、とてもハッピーな筆者なのであ〜る。
へへっ・・
- ============
- ところで・・
チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。
以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。
彼女については、このページやあのページを参照してください。
私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。
その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。
藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。
「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。
ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。
また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。
- -------------------
- あっと・・
- 私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」。
- ちょっと、プロモートさせてくださいね。
- この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」。
- とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。
-
============
最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
===============
重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
==============
ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
-
[ トップページ ] [
Jワンポイント ] [湯浅健二です。
]
[ Jデータベース ]
[トピックス(New)] [
海外情報 ]