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2022_J1_ (変則)10節・・ケヴィン・マスカットは、選手たちのマインドを「解放」しながら、しっかりとコンセプトを浸透させている・・またアンドレス・イニエス タの、特異な心理効果についても・・(マリノスvsヴィッセル、2-0)・・(2022年3月2日、水曜日)

ケヴィン横浜マリノス・・

前節の、悔しい敗戦となったレイソル戦でも、そうだったけれど・・

主力の不在にもかかわらず、「やろうとしてるサッカー」は、チーム全体に、しっかりと浸透しているって感じる。

その、レイソル戦だけれど・・

不運な失点(同点)と、畠中槙之輔がレッドを喰らうまでは、全体的なゲームの流れは、互角以上に、ケヴィン横浜マリノスが牛耳っていたと感じていたんだよ。

同様に・・

このゲームでもケヴィン横浜マリノスは、後半9分の選手交代までは、様々な意味合いで、ゲームのイニシアチブを、しっかりと握っていた。

もちろん、その絶対ベースは、ボール奪取プロセス(守備)の高い実効性にあり。

そして、そこからの攻撃でも、しっかりと、人とボールを動かしつづけられていた。

それも、これも、ケヴィン・マスカットが描くチーム戦術コンセプト(まあ・・カタチね)が、しっかりと浸透しているからに他ならない。

もちろん・・

チーム戦術のイメージは、選手たちのなかで共有されている。

とはいっても、決して彼らは、カタチに影響を受け「過ぎ」ず、しっかりと、自由に(解放され!!)、攻守の「本当の目的」を意識してプレーしていたと思う。

攻撃の本当の目的・・

それは、スペースを攻略してシュートを打つこと。

ゴールは、結果にしか過ぎない。

また守備の本当の目的・・

それは、相手からボールを奪い返すコト。

ゴールを守るというのは、結果にしか過ぎない。

選手たちは、その原則を、しっかりと意識し、カタチに左右され「過ぎる」ことなく、しっかりと解放されたマインドで(自由に!)攻守ハードワークとリスクチャレンジのチャンスを探しつづけていたんだ。

そんな主体性プレーの「何たるか」を、しっかりと意識しているからこそ・・

攻守にわたる、それぞれの瞬間に、もっとも効果的なプレーに「気づけ」るっちゅうわけだ。

わたしは、そんな選手たちのプレー姿勢に、ケヴィン・マスカットの、「主体性プレー」の内実を引き上げる心理マネージメントのウデを見ていた。

あっと、ヴィッセルの選手交代というテーマだった・・

そう、後半9分に登場してきた、セルジ・サンペールとアンドレス・イニエスタ。

この二人によって、それまでマリノスが握っていた、実質的なイニシアチブが、微妙に、ヴィッセルへと流れていったんだ。

そう、彼らによって、ボール奪取プロセスの内実がアップし、そこからの攻撃での人とボールの動きも、 見るからに活性化していったんだよ。

特に、アンドレス・イニエスタ

彼の、軽快なボールコントロールとダイレクトパス

それによって、ヴィッセル攻撃の内実が、あれほど好転するなんて・・ね。

もちろん「それ」は、イニエスタを中心に、周りのチームメイトたちの動きが、大きく活性化したからに他ならない。

一人の男が、チームに勇気を与え、サッカー内容を大きく好転させた。

そう、サッカーは、究極の「心理ボールゲーム」なんだよ。

もちろん、その活性化の背景に、ヴィッセルが1点リードされていたっちゅう心理的な要因もあったんだろうけれど・・ね。

それが、このゲームでの特筆テーマだった。


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ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

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あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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