トピックス
- 2022_日本代表(親善)・・強いアメリカ代表に対して、強烈な「意識と意志」をベースに、ダイナミックで美しい質実剛健サッカーをブチかましてくれた森保一ジャパンに、乾杯っ!!・・(日本vsUSA、2-0)・・(2022年9月23日、金曜日)
- 森保一ジャパンは、とても良いペースで仕上がっている。
そんな頼もしい思いで、ゲームを楽しんでいた。
森保一も、試合後インタビューで・・
・・チーム全員が、攻守ハードワークに全力でトライしてくれた・・
・・なんて胸を張っていた。
そう、そう、そのハードワークだけれど・・
ゲームを観はじめて、まず、感じたコトがあったんだ。
それは・・
久保建英と、あの「サボリ魔」鎌田大地の、ボール奪取プロセス(守備)への、ホンモノの内容が詰め込まれた(!!)貢献だった。
まあ、様々な意味で変身を遂げた久保建英については、「このコラム」で書いたから、そちらもご参照あれ。
そして、鎌田大地・・
ボール奪取プロセス(守備)への取り組みや、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)でのボールがないところでの忠実な動きなど・・
さまざまな意味合いで、彼には大きな疑問をもっていたんだ。
だから逆に、今日の攻守パフォーマンスには、少なからず(ポジティブに!)驚かされた。
特に、守備・・
チェイス&チェックだけじゃなく、ボールを奪い返すキーポイントへの「寄せ」などで、以前の「トンコ・トンコ」っちゅうネガティブイメージを、完全に払拭したんだ。
そうなったら、次のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)でも、彼の天賦の才が、より(!!)光り輝くのも道理だよね。
なにせ、チームメイトが、より(!!)積極的に、鎌田大地にパスを回そうとするんだから。
それも・・
そう、解説の大久保嘉人も言っていたけれど、選手全員が、ダイレクトパスに対する「感性」が研ぎ澄まされていたんだよ(森保一のイメージ創りに、拍手!)。
だから・・
そう、もちろん人とボールの動きの「リズム」もアップする。
そして、ワンツーを積み重ねていく、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションも、要所で、ブチかましていける。
そんな「アップテンポ」の人とボールの動きだから、(ボールがないところでも動くようになった!)鎌田大地の才能が、より効果的に活かされるっちゅうわだ。
とにかく・・
久保建英と鎌田大地の「攻撃の才能」が、よりうまく「活かされる」のも・・
彼らも含む(!)チーム全体の、ボール奪取プロセス(守備)が、素晴らしい機能性を魅せつづけていたからに他ならないっちゅうコトが言いたかった。
・・素早く効果的な、攻守の切り替え(トランジション)・・
・・攻撃的で「爆発的」なチェイス&チェックによる、相手攻撃の抑制・・
・・強烈でダイナミック、そして粘り強い、局面デュエル・・
・・それによって活性化する、協力プレスと、そのスポットへの選手たちの集散・・
・・ものすごく忠実&効果的なマーキング&カバーリング・・
そして、これが一番大事なんだけれど・・
そう、強烈な「意識と意志」が炸裂する、最後の半歩・・
この「最後の半歩」だけれど・・
それは、何も、危険なクロスやシュートを「ブロック」する、最終勝負シーンでのギリギリの勝負プレーだけじゃないんだ。
そうではなく、私は、マーキングやカバーリングへの「極限イメージング」というニュアンスも、含めることにしている。
それが鋭いからこそ、次、その次への、予測イメージング「も」冴えわたるっちゅうわけだ。
とにかく・・
このゲームで森保一ジャパンが魅せつづけた、ボール奪取プロセス(守備)は、素晴らしいの一言だった。
何せ、相手は、「強い」USAだからね。
その強者チームに対して、素晴らしく立派なボール奪取プロセス(守備)をブチかましつづけた。
スーパーな最終ライン四人と、これまたスーパーな遠藤航&守田英正のダブルボランチ。
彼らが魅せつづけた、マーキング&カバーリング、協力プレスへの集散、最後の半歩ファクター等など。
今日の彼らは、まさに、日本サッカーのアイデンティティーになった。
わたしは、この、アイデンティティーを、「誇りのリソース」って定義するんだ。
そして、そんなポジティブ・アイデンティティーを積みかねることで、着実に、日本サッカーの実力が充実していく。
いいね・・
皆さんも、森保一ジャパンが魅せた素晴らしいサッカーを、たくさん語り合いましょう。
何せサッカーは、人類史上最高パワーを秘めた「異文化接点」なんだから。
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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