トピックス
- 2022_親善マッチ・・少なくとも前半のレッズは、立派なサッカーで、パリの本気を引き出した・・だからこそ、とても実のある「学習機会」にできた・・(レッズvsパリ・サンジェルマン、0-3)・・(2022年7月23日、土曜日)
- まず、前言撤回・・
そのコトについては、数日前の「フロンターレ戦コラム」をご参照あれ。
何せ・・
個のスーパー才能のうち二人(メッシとネイマール)がベンチスタートになったこのゲームでのパリ・サンジェルマンは・・
そう、世界最高レベルの、素晴らしく美しい質実剛健サッカーを魅せたんだ。
個のイメージングが、素晴らしく「シンクロ」しつづけるボール奪取プロセス(守備)。
そこでの、攻守の切り替え(トランジション)、局面デュエル、チェイス&チェック、カバーリングやマーキング、最終勝負シーンでの「最後の半歩」等など、素晴らしいプレーを魅せた。
特に、局面デュエルで魅せるスピードとパワー、そしてスキルが、尋常じゃない。
もちろん、ボールを奪い返してからのキープ&展開力の素晴らしさにも、目を見張らされる。
また、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)では・・
人とボールの動きが、もう、異次元。
素早さ、広さ、そして局面での「個の巧みさ」・・等など。
だからこそ、「組織プレー」が、次元を超えて連動しつづける。
「このチーム」は、確実に、人とボールの動き「だけ」で、スペースを攻略できちゃう。
そう、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションを巧みに活用してネ。
だからこそ、ムバッペに代表される「個のスーパー才能」も、この上なく活かされるっちゅうわけだ。
そりゃ、あれだけ活発な人とボールの動きでレッズ守備ブロックを振りまわしてスペースを攻略してからブチかます個の局面勝負だからね、何をか言わんやだ。
あっと、前半のレッズ・・
素晴らしく、積極的&攻撃的なサッカーを魅せたと思う。
特に、立ち上がり。
ガンガン、前からプレスを仕掛けていく。
そして、何度か、ウラの決定的スペースだって「攻略」しかけちゃう。
そんな、相手の「サッカー的な強さと本気度」を感じたパリ・サンジェルマンの強者どもが、気を引き締めないわけがない。
・・ヤツらに、このまま、思うようにプレーをさせるモノか!!・・
そして、その「本気」が、ボール奪取プロセス(守備)の内実を、何倍にもアップさせるんだ。
まあ、本気のサッカー・・ね。
解説の福田正博も、言及していたけれど・・
パリの本気を引き出した「前半の」レッズは、素晴らしい意志のサッカーを展開したんだ。
でも・・
そう、後半になって、両チームともに、「全取っ替え」ってな感じで、選手を交代させはじめてからは、ゲームの様相がガラリと一変する。
そして・・
レッズでは、人とボールの動きが、ガクンと落ち込んでしまうんだよ。
仕掛けプロセスに入っているのに、人の動きを加速させるのではなく、無為なボールキープで、全体の「動き」を止めちゃったり・・とかね。
そうではなく・・
(前半のように!!)自分から、ガンガン仕掛けていかなきゃ、何も生み出せない。
そう、「出して、走る・・出して、動く」ってな、積極的&攻撃的な「意志のプレー」ね。
そんなふうに、人とボールを活発に動かしていれば、かならず、バリ守備にも、ほころびが出てくるモノなんだ。
でも、そこには、仕掛けの流れを、無為に「停滞させる選手」がいるんだ。
オレは「パサーだ」なんて、思い上がっている選手ね。
そして、全体的な動きが停滞してい原因を、周りのせいにする。
もう、何をか言わんや・・だね。
またバリにしても・・
前半、素晴らしいゲーム&チャンスメイクの流れを「演出」した、イタリア代表の、マルコ・ヴェッラッティを筆頭に・・
選手が入れ替わっていくことで、サッカーの「内実」も、どんどん、「組織テイスト」から「個人テイスト」へと変容していったんだよ。
まあ、「際ビジネス」を体感したいって思っている方々には、「個の魔法プレー」を堪能できたわけだから、それは、それで、ヨシとしなきゃいけないんだろうけれど・・
でも、わたしは、後半の両チームサッカーのコノテーション(言外に含蓄する意味)には、すこし落胆していたっちゅうわけさ。
前半の闘いが、レッズのガンバリもあって、手に汗にぎらされるエキサイティングなモノだったから、なおさら・・ね。
まあ、とにかく・・
前半の、動的に均衡したエキサイティングマッチを堪能できたわけだから、「Paravi」と契約してよかったって思ってますよ。
さて、次は、片野坂知宏ガンバか・・
彼らにも、前半のレッズのように、ギリギリまでパリを「追い込んで」欲しいね。
楽しみにしましょう。
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- ところで・・
チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。
以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。
彼女については、このページやあのページを参照してください。
私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。
その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。
藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。
「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。
ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。
また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。
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- あっと・・
- 私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」。
- ちょっと、プロモートさせてくださいね。
- この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」。
- とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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