トピックス
- 2022_天皇杯準決勝・・これぞ一発勝負トーナメント・・堪能した・・(ヴァンフォーレvsアントラーズ、1-0 )(京都サンガvsサンフレッチェ、1-2 )・・(2022年10月5日、水曜日)
- ヴァンフォーレ甲府のプロコーチ(監督)、吉田達磨。
ホントに、良い仕事をしている。
そして、そのフェアな報酬としての、天皇杯ファイナル進出!
何といっても・・
そう、強烈な「意識と意志とイメージング」に支えられた、攻守にわたる、高質な「主体性プレー」が、素晴らしかったんだよ。
わたしは、柏レイソル当時から、吉田達磨の仕事ぶりは、いつも、高く評価していた。
でもさ・・
こんな良いサッカーを展開しているヴァンフォーレ甲府だけれど・・
そう、「J2」でのランキングは、驚くほど低い(18位)。
内容をフォローしているわけじゃないから、よく分からないけれど・・
選手たちは、「サッカーの内容は良くなっているし、自信をもっている・・」って自負していることから、たぶん・・
そう、ツキに恵まれずに失点を喰らったり、ギリギリでゴールを奪えなかったり・・
そして、全体的なゲーム内容ではイニシアチブを握っていながら、惜しいチャンスを決め切れず、相手に守り切られちゃったり・・
そう、「小さなトコロ」で、一瞬、集中が切れ、そのスキを突かれて失点したり、チャンスを棒に振っちゃったり・・
そんな不運が積み重なったランキングっちゅうコトなんだろうね・・たぶん。
でも、この、アントラーズとの勝負マッチでは、攻守にわたって、ものすごく粘り強い(強烈な意識と意志が込められた!)サッカーを魅せた。
特に、ボール奪取プロセス(守備)・・
後半は、アントラーズに攻め込まれつづけたわけだけれど・・
ゴール機会は、ほとんど創らせなかった。
そう、「最後の半歩」というファクターが、素晴らしい機能性を魅せたんだ。
その、「最後の半歩」の理解・・
わたしは、決定的クロスやシュートを「ブロック」するだけじゃなく、マーキングやカバーリングでの「ギリギリの勝負イメージング」の充実も含めることにしている。
例えば・・
アントラーズが仕掛ける、ダイレクトパスを織り交ぜた、老練な組織コンビネーション。
そこじゃ、もちろん3人目、4人目のフリーランニングが、危険なニオイを放つ。
でも・・
そんなボールがないところでの(!)決定的なフリーランニングも、甲府プレイヤーたちが、ことごとく抑えちゃうんだ。
そう、「鋭いイメージング」で、アントラーズの3人目、4人目のフリーランニングを、うまく受けわたしたり、忠実にマークしちゃったり。
それこそが、ギリギリの「主体性プレー」の本質なのかもね。
そんな、ボールがないところでの、粘り強い「主体性プレー」こそが、吉田達磨によるマネージメントの成果っちゅうことだ。
ヴァンフォーレ甲府が魅せつづけた、我慢強く、粘り強いサッカー。
それは、ワールドカップに臨む、森保一ジャパンが志向する「ベクトル」に通じる。
ということで・・
吉田達磨には、決勝でも、そんなサッカーを魅せて欲しいって期待している筆者なのであ〜る。
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さて、゙貴裁サンガvsミヒャエル広島サンフレッチェ。
(ミヒャエル広島が1点リードする)後半の20分あたりまでは・・
・・これは、ミヒャエル広島サンフレッチェが、余裕の決勝進出を果たすんじゃネ〜か・・
・・なんて、とてもイージーに考えはじめちゃったんだよ。
それほど、サッカーの内容で、ミヒャエル広島サンフレッチェに一日の長があった。
でも・・
そう、後半、時間が経過するにしたがって、゙貴裁サンガの、ボール奪取プロセス(守備)のダイナミズムが、倍増していったんだ。
まあ、倍増は、オーバーかも知れないけれど(へへっ)・・
とにかく・・
そんなだから、次の攻撃&仕掛けのダイナミズム「も」倍増するのは、当然の成り行きだった。
それも、勇気マンマンの個の勝負を、ガンガンとブチかましていくんだよ。
解説の森岡隆三によれば、交替出場した選手のほとんどが、20歳前後の若いチカラらしい。
そんな若者連中が、攻守にわたって、150%の闘いをブチかましつづけたっちゅうわけだ。
たしかに、洗練された組織コンビネーションが、うまく機能していたとは言い難い。
でも、広島のゴールを目掛けて仕掛けていく勢いのバックボーンである「意識と意志の爆発」がレベルを超えていた。
レベルを超えた勢い・・
だから、同点ゴールも、必然だったと感じた。
そして入った延長戦。
そこで、またまた、ミヒャエル広島サンフレッチェの組織コンビネーションが炸裂するんだ。
前半5分、エゼキエウの、絶妙なダイレクトパスが炸裂したんだよ。
そのダイレクトパスをイメージして走り抜けたナッシム・ベンカリファの動きだけじゃなく、その流れでブチかました決勝ゴールは、見事の一言だった。
これで、またまたミヒャエル広島サンフレッチェが、一点をリードした。
観ているコチラは、もう、手に汗にぎるしかなかったけれど・・
そこでも、イージーに、こんなコトがアタマに浮かぶんだよ。
・・まあ、これで、内容で優るミヒャエル広島サンフレッチェが、決勝進出だな・・
でも・・
そう、その勝ち越しゴールから、またまた、風雲急を告げちゃうんだ。
そう、゙貴裁サンガが、もう完璧にフッ切れた「勢い」で、同点ゴールをブチ込みにいくんだ。
そう、なんの躊躇もない、攻守の全力プレー・・ね。
もちろん、ボールを奪い返されたら、全力で、チェイス&チェックやカバーリングに入る。
そんな、ギリギリの主体性プレーを観ながら、「サスガに、チョウ・キジェ・・」だって、深いレスペクトの感性に包まれていたっけ。
サッカーは究極の「心理ゲーム」。
そのことを再認識させてくれた両監督に、敬意と感謝の拍手をおくっていた筆者なのであ〜る。
へへっ・・
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- ところで・・
チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。
以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。
彼女については、このページやあのページを参照してください。
私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。
その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。
藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。
「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。
ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。
また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。
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- あっと・・
- 私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」。
- ちょっと、プロモートさせてくださいね。
- この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」。
- とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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