トピックス
- 2022_WM_6・・
次回ワールドカップ共催国カナダは、素晴らしいチームへと進化&深化している・・もちろんベルギーは強豪だけれど、様々な意味合いで、世界サッカー地図
に、微妙な変化が訪れていることを体感させられる・・(ベルギーvsカナダ、1-0)・・(2022年11月24日、木曜日)
- 早朝のゲームだったけれど、興味があったので、アベマで確認することにしました。
興味!?・・
まず、カナダが、強豪のベルギーに対して、どのようなサッカーを展開するのかという興味。
カナダは、一週間前の、森保一ジャパンとの準備マッチでも書いたように、次のワールドカップ共催のホスト国の一つだよね。
そして、そんなカナダがリキを入れる強化プロセスの「順調レベル」の確認。
とにかくカナダは、とても良いサッカーを展開するチャレンジャーとして、このワールドカップを通じて、世界中に大きくアピールするに違いない。
そう、彼らは、闘志あふれる前からプレス守備を、古豪のベルギーに対して、ゲーム立ち上がりから、躊躇なく、ブチかましつづけたんだ。
それに対して、いまの(!?)ベルギーは、カナダの、強烈な「意識と意志とイメージング」基盤のダイナミックサッカーを抑制し切れない。
たしかに後半は、少し「落ち着いて」きたけれど、それでも、基本的なチーム戦術は、前からプレス守備のダイナミズムも含めて、とてもモダンで忠実、そしてスマートだった。
ベルギー中盤のデ・ブルイネやエデン・アザールが、怒り狂うのも道理。
何せベルギーは、「あんなカタチ」で、無様に押されまくっているわけだから・・。
たぶん、その怒りの背景には、こんな固定観念もあったに違いないと思う。
・・カナダなんて、二流ネーションじゃネ〜か・・
・・そんなヤツらに押されまくっているなんて、許せネ〜〜ッ!!・・
でも・・
押されまくっていたベルギーだったけれど、22分過ぎ、彼らにとって初めての「ゴール機会」を創りだす。
一発ロングパスを最前線でおさめたエデン・アザールを起点に、瞬間的にスピードアップする、人とボールの動き。
そして最後は、逆サイドから走り込み、ティーレマンスからのパスを受けたバチュアイが、かなりフリーでシュートをブチかましたんだ。
結局は、大きく「ふかして」しまったけれど、その「ゴール機会」は、その後のベルギーの意識と意志を高揚させるうえで、心理的なバックボーンになったと思う。
そして、徐々に、前への「勢い」を加速させていく、ベルギー。
とはいっても・・
そう、カナダの、前からプレス守備の勢いも衰えを知らず、そこからも何度か、惜しいゴール機会を創りだすんだよ。
そんな展開を観ながら・・
・・普通だったら、ベルギーが創りだした「あの」ゴール機会で、全体的なゲームペースに変化が生じるはずなんだけれど・・
・・ってなコトまで(安易に!?)考えてしまったモノさ。
またそこじゃ、こんなコトも考えていた・・
・・カナダは、素晴らしい前からプレス守備から、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)でも、しっかりと人とボールを動かしながら、個の勝負もブチかますよな〜〜・・
そう、カナダは、組織と個が、ハイレベルにバランスしている高質チームなんだ。
それに対してベルギーは・・
もちろん、人とボールを、しっかりと組織的にスマートに動かすけれど、彼らの場合は、後方からの一発ロングパス勝負も、効果的にミックスしていけるんだよ。
そう、ショート&ロングを組み合わせる、「メリハリ」あるスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)ね。
そして、その「ロング」が功を奏す。
前半44分・・
デ・ブライネがブチかました一発ロングから、タイミングよく抜け出したバチュアイが、今度は、しっかりと決め切ったんだ。
そして、それが、決勝ゴールになってしまうわけだ。
後半・・
カナダの前からプレス守備の「ダイナミズム」は、徐々に、落ち着いていく。
逆に、ベルギーのスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)の勢いは、徐々にではあるけれど、まあ、しっかりとアップしていくんだ。
そのプロセスでは、デ・ブライネの「天賦の才」も、光り輝きつづける。
そんな、ゲーム展開(ペース)の変容には、さまざまなファクターが絡んでいる。
一つは、カナダの前からプレス守備のエネルギーが、徐々にダウンしていったこと。
また、対するベルギーが、より積極的に、エデン・アザールやデ・ブライネへ、ボールを集めはじめたこと。
「彼ら」が起点となって、ベルギー得意のカウンターや、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションも、より効果的にブチかませるようになっていったんだ。
もちろん、仲間たちも、より活発に走り回ることで、人とボールの動きを加速させていった。
そんなゲーム&勝負展開で、結局は、ベルギーが初戦をモノにするってな結果になった。
それにしても・・
素晴らしすぎる(!?)高質サッカーで、「あの」ベルギーの強力ディフェンスを相手に、あれだけの「ゴール機会」を創りだしたカナダ。
これ以降も、彼らは、大会ダークホースとして、話題を創りだすに、違いありません。
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- ところで・・
チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。
以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。
彼女については、このページやあのページを参照してください。
私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。
その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。
藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。
「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。
ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。
また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。
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- あっと・・
- 私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」。
- ちょっと、プロモートさせてくださいね。
- この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」。
- とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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