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2023_J2_第16節・・前半と後半の「違い」を生み出したコノテーション(言外に含蓄される意味)・・それを見つめ直すことは、「次」のために、大いなる価値がある・・(栃木vsヴェルディ、0-2)・・(2023年5月17日、水曜日)

前半を観ながら・・

・・なんだ、この低級サッカーは・・

・・そんな、怒りにも似た感情に支配されていた。

まったく、良いサッカーが出来ていない、ヴェルディ。

もちろんソレは、意識と意志のパワーが最低だったから。

ボール奪取プロセス(守備)にしても、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)でも。

特に、ボール奪取プロセス(守備)の機能性が、最低だった。

わたしは・・

先発した佐川洸介にハラを立てていた。

まあ、一人の選手に怒りを集中させるのは、究極の「組織ボールゲーム」であるサッカーでは、フェアじゃないケースが多いよね。

でも私の眼には・・

そう、佐川洸介の、まったく煮え切らない「チェイス&チェックやカバーリング」に、ハラが立って仕方なかったんだ。

とにかく、チェイス&チェック(寄せ)が、まさに「アリバイ」プレーそのもの。

まさに、「トンコ・トンコ」ってなリズムの寄せ

アレでは、相手が、まったくプレッシャーを感じないのも道理。

だから周りのチームメイトだって、ボール奪取プロセス(守備)でのイメージングを構築できない。

もちろん、局面デュエルでも、粘りが(闘う意志が)まったく感じられない。

その「アリバイプレー」だけれど・・

それは、「心理ヴィールス」とも表現できるし、それは、すぐにでも、チーム全体に波及しちゃうモノなんだ。

そして、チーム全体のボール奪取プロセス(守備)のリズム(イメージングのシンクロ状態!)が、崩れていく。

そう、日本代表で「サボリ・ヴィールス」を振りまき散らした、鎌田大地のようにね・・

でも、そんなチーム心理メカニズムは、もちろん城福浩にとっても、常識だった。

そして後半・・

その佐川洸介に代えて登場したのが、抜群のハードワーカー、河村慶人だったというわけだ。

城福浩ヴェルディのサッカー内容が、大きくアップしていったコトは、言うまでもない。

そして、セットプレーから、先制ゴールが生まれた。

ということで、このコラムのテーマは・・

主体的に攻守ハードワークとリスクチャレンジ機会を「探しまくる」プレー姿勢・・

それが、チーム内で、統一され、しっかりとシェアされなきゃいけないというディスカッション。

でも、なかには、わたしは「爆発」って呼ぶけれど・・

そんな、強烈なチェイス&チェックや局面デュエル(攻守ハードワーク!)をブチかませない、「サボリ癖」が抜けない選手が、いるモノなんだ。

そうね、そんな選手には、やっぱり、スキルフルなタイプが多いよね。

そう、「上手い」から、子供ときに、チームの主力として「甘やかされ過ぎた」選手ね。

わたしは、ドイツも含めて、この数十年で、「才能」という「諸刃の剣のワナ」にはまり、そのまま消えてしまった天才を、ホントに、数え切れないほど体感している。

わたしは、現役時代、ハードワーカー(目立たない、縁の下の力持ち!?)だった。

特にドイツじゃ、わたしが必死になって奪い返したボールを、スターのテクニシャンへ渡さなきゃいけなかったんだよ。

まあ、そんなコトもあって、天才という「サボリ魔」に対して、かなりの思い入れがあるんだよ。

もちろん不満が先にくるけれど、逆に、ソイツ等を助けたいって思う気持ちもあるんだよ。

だから、鎌田大地だけじゃなく、マチェイ浦和レッズのホセ・カンテ等など、多くの「才能タイプの選手」たちに対して、強烈な「文句」をブチかますのは・・

そう・・

・・わたしの(彼らにとっては理不尽な!?)強烈な批判に対して・・

・・「ウルセ〜な〜・・黙らせてやるっ!!」ってな感じで、奮起してくれることを期待してね。

彼らは、いくら才能に恵まれていたとしても・・

そう、ディエゴ・マラドーナとか、リオネル・メッシといった、世紀の「超」天才というわけじゃないわけだから・・ね。

あっと、ゲーム・・

後半の城福浩ヴェルディは、まったくの別物チームになった。

全員が、一人の例外もない全員が、攻守ハードワークとリスクチャレンジ機会を探しまくる、とてもハイレベルな「主体性プレー」を魅せたんだ。

それがあったからこそ・・

阪野豊史の、粘りのボール奪取からの、勇気あふれるドリブルシュートが決まったし・・

ゲーム終盤には、決定的ピンチを、「最後の半歩スライディング」で防ぎきった、山越康平のスーパーディフェンスがあった。

・・と、わたしは思っているんだ。

何といっても、不確実なファクターが満載のサッカーは、究極の「心理ボールゲーム」だからね。

だからこそ、選手たちにとっては、チームメイトの「プレー内容(闘う姿勢)」が、もっとも強烈なモティベーションになるっちゅうわけさ。


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ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

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あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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