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2024_オリンピック・・これは、「あの」強いフランス戦を闘うなかでの「成長」の証なんだろうか・・そう攻守にわたる主体性プレー・・素晴らしかった・・(日本U23vsパラグアイ、 5-0)・・(2024年7月25日、木曜日)

タイトルでも書いたけれど・・

この立派なサッカーの「礎」になったのは、たぶん・・

一週間前におこなわれた、ホストカントリー、「あの」強いフランスと対峙した親善マッチからの「糧」が大きかったと、感じていたんだ。

ソコでは、皆さんもご覧になったとおり、「やられかけた」シーンが、何度もあったんだよ。

まあ、コラムでは、その内実について、あまり深くは追求しなかったけれど・・さ。

でも、選手たちは、体感していたはず。

・・これが「世界」だ、これが世界大会だってね・・

そして、彼らの、心理・精神的バックボーン(テンション)が、引き締まった。

それが、この初戦での、素晴らしく立派な、美しい質実剛健サッカーにつながった。

わたしは、この試合については、そんな「バックボーン」もあったって、思っているのサ。

まあ、いいや・・

ということで・・

とにかく、我らが、大岩剛ジャパンは、攻守にわたって、素晴らしく美しい質実剛健サッカーを魅せたというのは、確かな事実だった。

特に・・

そうボール奪取プロセス(守備)。

前半立ち上がり1分に、パラグアイにブチかまされた、スピーディーなカウンター。

・・あっ、コイツ等、ものすごく、速い・・

若武者たちは、そう体感していたハズ。

わたし「も!?」、だらしないことに(!?)そのスピードに、チト、ビビッてしまった。

でも、若武者たちは、すぐに「イメージング修正」しちゃうんだ。

そう・・

・・相手のタテパスのチャンスでは、より早いタイミングで、タテへの仕掛けを十分にケアーできるポジショニングを取ったり・・

・・「走りっこ」では、しっかりと相手に身体を「寄せ」ることで置き去りにされなかったり・・

・・周りのカバーリングも、素早く、「危険な状況」を予測したポジショニングに入ったり、等など。

頼もしいね〜・・

そんな立派なサッカーを、感慨深く、魅入っていたモノさ。

そして、その立派なボール奪取プロセス(守備)に支えられた、次の、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)。

そこでも、我らが若武者たちは、相手のラフな「潰し」に、まったくビビるコトなく、完璧に解放されたマインドで、勇気をもって仕掛けていった。

とにかく、人とボールの動きが、軽快で、創造的なんだ。

そう、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーション・・ね。

その中心にいるのが、言わずと知れた、キャプテン藤田チマ。

彼のプレーは、とにかく、素早く、創造的。

この「素早いタイミングのパス」が、秀逸なんだ。

その素早いパスが、チーム全体に、人とボールの動きに対する「イメージング」のスタンダード(基準)を与えているって感じるのさ。

そして、素早く、正確、そして(ノールックパスなど!?)創造的なパスが、ガンガン回る。

だからこそ・・

次々と、スペースを攻略しちゃうのも道理ってな展開なんだ。

そんなだから・・

斉藤光毅や平河悠(彼と交替した佐藤恵允も!)といった、突貫小僧どもがブチかます、ドリブル突破も、格段の「破壊力」を発揮するっちゅうわけだ。

そして、そのように、組織と個のバランスが抜群だからこそ、相手パラグアイのボール奪取プロセス(守備)も、振り回されっぱなしになってしまう。

あっと、そのパラグアイの退場劇だけれど・・

数的優位に立った大岩剛ジャパンは、そのレッドカード以前にも増して、人とボールの動きの「勢い」をアップさせるんだよ。

そう、数的優位という「カタチ」に「おんぶにだっこ」するのではなく・・

その優位性を、より効果的に活用しようってなアイデア(意識)と意志が、そこにはあった。

それが、「あの」素晴らしい、攻守にわたる組織サッカーの絶対ベースにあったと思うのさ。

ところで、相手のパラグアイ・・

彼らは、ブラジル、アルゼンチンといった世界の強豪がひしめく、「あの」南米予選をトップで通過してきた強豪チームだよね。

わたしも、戦前は、チト不安があった。

また、立ち上がりのスピードとパワーを体感して、その不安が、「コイツ等のカウンターは、ハンパなく危険・・」なんて、より募(つの)ったモノさ。

でも、我らが若武者たちは、そんな不安を、どんどん払拭してくれたんだよ。

その、払拭の「仕方」が、「主体的」だった。

だからこそ、そのスマートな印象が、強烈に残った。

もちろん、その意味は・・

ボール奪取プロセス(守備)の内実と、次のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)での、組織プレーや局面デュエルの内実・・ね。

そこで我らが若武者たちが魅せつづけた、自信と確信にあふれたプレーを観ながら・・

このコラムの冒頭で書いたように・・

強いフランスで魅せた立派なサッカーからの、ポジティブ・エフェクトも、部分的には、大きかったに違いないって感じていたのさ。

さて、次は、またまた強い(はずの)アフリカ代表マリ、だ。

いまから、大岩剛ジャパンの、大会を通した「成長」が、楽しみで、仕方なくなった。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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