2022_ルヴァンカップ準々決勝_2ndレグ・・テーマは、やっぱり、ボール奪取プロセス（守備）の内実ということに落ち着くね・・（レッズvsグランパス、 3-0 ）・・（2022年8月10日、水曜日）
ゲーム後、すぐに・・数日前の「Ｊ」、グランパスvsレッズのコラムを読み返していましたよ。
そう、その試合、内容的に、少なくとも互角以上だったレッズが、（数字的な！）大敗を喫した。
でも、このゲームの前半では・・
グランパスが、立ち上がりから、素晴らしくダイナミックに、積極的＆攻撃的なサッカーをブチかまし、ゲームのイニシアチブを握ったんだ。
もちろん、アウェーゴール2倍のルールがあるから、とにかくグランパスは、「まず」1点はブチ込まなきゃ、何もはじめられない。
そんな大前提があったからこそ・・
グランパスが、マテウスの仕掛けパワーを中心に、積極的＆攻撃的サッカーをブチかましたっちゅうことだね。
もちろん、マテウスの仕掛けパワーが存在感を発揮できたのは、グランパスのボール奪取プロセス（守備）が、抜群の効果レベルにあったからに他ならない。
そう、前からプレスの機能性が、抜群だったんだよ。
そのメカニズムは・・
ダイナミックにボールを奪い返しにいくときの「アクションの流れ」は、次の攻撃での、ボールがないところでのサポートの動き（フリーランニング）を加速するっちゅうわけだ。
そんな、グランパスの、優れたゲームマネージメントだったけれど・・
唐突に、そのゲーム展開が、逆流をはじめてしまうんだ。
それまでシュートを1本も打てていなかったリカルド浦和レッズが、前半31分、まさに起死回生の一発ゴールを奪ってしまうんだよ。
伊藤敦樹。
松尾佑介の、狙いすました一発クロスを、レオ・シルバに競り勝ち、まさに「ここしかない！！」っちゅうコースへ、ヘディングシュートを決めたんだ。
それだけじゃなく・・
その10分後には、岩尾憲が飛ばした、まさに正確無比のコツーナーキックを、左足で、夢のようなダイレクトボレーを、グランパスゴールに突き刺した。
あっ・・それも、伊藤敦樹だったんだよ。
スゴいラッキーボーイ振りだったね〜、この日の伊藤敦樹。
そして「そこ」から、ゲームの趨勢が、完璧に、リカルド浦和レッズへと傾いていった。
ということで、このコラムのテーマは、やっぱり「これ」に集約されるんだろうね・・
それは、言うまでもなく、ゴールという刺激によって、大きく様相を異にしてしまった、両チームのボール奪取プロセス（守備）の内実。
わたしは、伊藤敦樹の先制ゴールが決まるまでのゲーム展開を観ながら・・
・・もっと、積極的にボールを奪い返しにいけよっ！！・・
・・このゲームの流れじゃ、ジリ貧だぞっ・・
・・なんて、思っていた。
でも・・
ゴールによって、リカルド浦和レッズのボール奪取プロセス（守備）のダイナミズムが倍増し、逆に、長谷川健太グランパスの「それ」が大きく減退してしまったんだよ。
そして、リカルド浦和レッズが内包する、攻守にわたる、主体性プレー（攻守ハードワークとリスクチャレンジ姿勢）が、本来の輝きを放ちはじめるっちゅうわけさ。
いつも書いているように・・
ボール奪取プロセス（守備）のダイナミズムがアップすれば、おのずと、次の攻撃（仕掛け）での人とボールの動きも、スムーズに加速していく。
そして、だからこそ・・
そう、松尾佑介、大久保智明、ダヴィド・モーベルクといった「個の勝負師」たちも、より効果的に「爆発」できる。
ということで、テーマの骨子は、やっぱり、「守備意識」ということに落ち着くっちゅうわけさ。
とにかく、これからの、リカルド浦和レッズの進化＆深化への期待が、高まるっちゅうモノだ。
その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。
その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト（コントラバス奏者）藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。
”Football saves Japan”の宣言に賛同します（写真は、宇都宮徹壱さんの作品です）。