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2023_日本代表(親善マッチ)・・森保一ジャパンは、クリエイティブでチャレンジャブルな「ベクトル」上を進んでいる・・日本サッカー人の仲間として、称賛と感謝の拍手をおくります・・(日本vsエルサルバドル, 6-0)・・(2023年6月15日、木曜日)

そうだな〜・・

でも、やっぱり、一人のアドバンテージ(数的優位)は、タクティカルな動態に、そんなに決定的な影響は、あたえないという視点から入ろうか。

とにかく私は、エルサルバドルの退場劇とは関係なく、その後の、攻守ハードワークとリスクチャレンジ姿勢に、目を凝らしていたんだよ。

そして、思った・・

やっぱり、森保一は、優れた「全体機能イメージング」をもって、チーム創りしている。

もちろん、選手たちに対する「意識付け」も含めてネ。

ということで、森保一は、戦術だけじゃなく、心理マネージャーとしての手腕の高さを、このゲームでも魅せつけたっちゅうコトか。

まず、ボール奪取プロセス(守備)・・

素早く効果的な攻守の切り替え、間髪を入れないチェイス&チェック(寄せ)、マーキング&カバーリング、局面デュエル、協力プレス、最後の半歩というファクター等など。

その、どれをとっても、選手たちの「意識と意志パワー」の高さを体感できる。

でも・・

そう、解説(ゲスト!?)の岡田武史も言っていたように・・

前半では、ボール奪取プロセス(守備)でのダイナミズムを、うまくアップさせられないという印象は、残ったよな〜。

それが・・

そう、後半は、森保一の「檄」が効いたのか、選手たちは、立ち上がりから、ガンガン、チェイス&チェック(寄せ)をブチかましていった。

・・そうそう、それだよ・・

テレビ中継の解説陣(岡田武史と槙野智章)も、そんな感じで、ワクワク感を高めていたっけ。

また、次の、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)・・

たしかに、前半立ち上がりに、「あんな感じ」でゴールを重ねてしまったことで(!?)、本来の「リズム」をつかむまで、すこし時間がかかったように感じた。

解説(ゲスト!?)の岡田武史も言っていたけれど・・

たとえば、ボールがないところでのアクションの量と質という視点から、ワントップ上田綺世の「動き」が、どうもうまく「乗ってこない」って感じられたんだ。

それに・・

「あの」三笘薫も、相手もよく知っていることで(!?)、めちゃくちゃ粘り強くマークされていた。

そりゃ、タテへの勝負がままならないのも道理。

まあ、久保建英は、抜群の存在感を発揮していたけれど・・さ。

彼については、いまから10か月まえに書いた「このコラム」も、ご参照あれ。

それと、旗手怜央と、堂安律。

彼らも、「度肝を抜かれた立ち上がりゴール」で、うまく「ペース」をつかめなかったけれど・・

でも、時間の経過とともに、本来のクリエイティブ・プレーを魅せられるようになった。

特に、旗手怜央。

彼の、「消えるプレー」は、その後の最終勝負タレント(シュートへ持ち込む能力などネ)も含めて、特筆だった。

もちろん、ボール奪取プロセス(守備)での、縦横無尽の「ダイナミズム」は、言うまでもない。

ということで・・

ボール奪取プロセス(守備)のダイナミズムが大きくアップした後半・・

だからこそ、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)の内実「も」アップしていったんだ。

守備と攻撃は、まさに表裏一体・・っちゅうワケさ。

積極的に(前から!)ボールを奪い返しにいっているからこそ、次のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)でも、自然と、人数が足りていく。

そう、だからこそ、相手を崩し切る、抜群キレ味の、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションも、冴えわたったっちゅうわけだ。

さて・・

森保一は、明確に、「全員守備+全員攻撃」を志向すると公言している。

それを、高質に達成させるための絶対ベース。

それは、言うまでもなく、ボール奪取プロセス(守備)の内実をアップさせること。

その絶対ベースが、(次のボール奪取を狙う!!)味方との連動性を引き出す、積極的&攻撃的なチェイス&チェック(寄せ)なんだよ。

とにかく、今日の(特に後半の!)サッカーを観ながら、森保一ジャパンが、「正しいベクトル」を進んでいるって体感でき、とてもハッピーだった。

ところで、解説(ゲスト!?)の岡田武史。

途中出場した中村敬斗がブチかました(最初の!)シュートについて・・

・・ファールで、ゴールにはならなかったけれど、中村のシュートは、パンチあったよね〜・・

また、途中出場した古橋亨梧が、ヘディングで6点目をブチ込んだシーンについて・・

・・ヘディングに入る前の古橋の動きが秀逸だったネ〜・・

・・スッと前へいったり、スッと下がったり・・

・・でも最後は、ベストポジションにいる・・

・・感覚なんだろうな〜・・

この二つのコメントだけれど、わたしも、まったく同じ印象をもったんだ。

中村敬斗については、その後も、とても危険なプレーをしていたし、古橋亨梧も、「スッ、スッ」と、相手マーカーから「消えるプレー」を繰り返していた。

さて、次は、来週火曜日のペルー戦。

とても強いチームだし、今日のゲームのような退場劇もないだろうから、大いに期待しましょう。

とにかく、森保一ジャパンが、わたしが思い願う「ベクトル」を、着実に進んでいることに、とてもハッピーだった筆者なのです。

日本のサッカー仲間の一人として、森保一ジャパンに、称賛と感謝の拍手をおくります。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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